2015.04.10
桜の開花とともに本格的な暖かさを期待していたのだが、ここ数日降雪を伴う寒の戻りに困惑している。春のころ、世間が騒がしくなる年がある▼今年は桜と選挙カーのイメージがだぶる4年に1度の統一地方選。通常、いわき市内では県議選がテーマになり立候補予定者の当落が気になったものだ。さて前回、投票約1カ月後に控えた3月11日、東日本大震災が発生した▼県内の被災状況が深刻を極めたことから予定日を繰り下げ、7カ月後の11月に選挙が実施された。当時、次の選挙までの4年間は長いとぼんやり思ったが、ここにきて時間の経過は驚くほど速いとつくづく感じる▼「復興は福島、いわきから」などと、選挙公約に掲げた多くの候補者。当選後はもちろん県民のため、汗をかいてくれたであろう。個々の活動はいかがだったか。あの大震災から5年目に入ったが「頑張っていますが、まだ復興途中です」と言われても有権者は待ってくれない。