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2015.06.01

いわき労基署のデータから平成11年以降の市内の労働災害の推移を見ると、同11年の年間死傷者は535人に及んだが、以降年々減少し、22年には338人に。ところが、震災後再び増加に転じ、23年351人、24年398人、25年は441人に増加した▼そして26年は、前年より減ったものの、まだ400人台(407人)を数えている。内容的には、製造業や運輸業では減少した一方、建設業だけは増加している状況だ。復興事業による工事数の増加も要因の1つかもしれない▼ところで、本格的な夏を前に暑い日が続いている。街中のビジネスマン諸兄は今やノーネクタイが普通だが、それでも汗を流しながら、バテ気味の人もいるようだ▼厳しい暑さは仕事の効率を下げるだけでなく、集中力の欠如などでミスも増えやすくなる。気温の高さと労働災害の増加は比例するといってもいい。夏本番に向け、復興事業を担う人々の安全管理もまた、被災地の大きな課題である。

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