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2015.06.19

民度が成熟し、およそ個人の意志が尊重される国家であればごく普通に行われる選挙。わずかの人間、集団が国を支配し圧政を敷く例を見るにつれ、まずは自国の幸いを思いたい▼先日、現行「20歳以上」の選挙権年齢が「18歳以上」に引き下げられる改正公職選挙法が成立した。簡単にいえば高校生から選挙権が行使できるということ。もちろん今日、明日ではないが来夏の参院選から順次適用されるようだ▼この改正法成立で約240万人が有権者になる。全会一致で可決した裏には、この若年層の取り込みに期待するからであろう。いわき市に限っては参院選後、市議選もある。議員数も多く、投票する候補者の選択基準も疑問だ▼県・市の教育委員会、選挙管理委員会が各校で出前講座でも開くのか。政治介入できない教育現場で期日前、当日の投票行動を指導できるのか。投票率低下の状況にある中、まず現有権者の意識を変えないことには若者も戸惑う。

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