2015.08.10
この時期、全国各地でさまざまな夏祭りが繰り広げられている。地元住民のみならず、観光客や帰省した出身者などが多数訪れ楽しむ光景を目にすることも多い▼いわきも例外ではない。地域の神社のお祭りに、勿来、小名浜、常磐、四倉ほか地区ごとのお祭り、そして平七夕にいわきおどりと、マンパワー全開のイベントが毎日のように行われてきた▼もともと夏に行われる祭りには、台風や日照りなどの自然災害や、気温の上昇により疫病などが起きやすい時期であることが関係しているものが多い。日本屈指の伝統を持つ京都の祇園祭も、平安時代にはやった疫病の退散祈願を起源としている▼そしてお盆も、仏教供養の行事であると同時に、先祖に感謝しもてなしをする祭りでもある。どの家でも盛大ににぎやかに先祖を迎えるのが普通だ。七夕が終わった今、スーパーの店先に並ぶお盆用品と、それを買い求める人々の姿もまた、この時期の風物詩の1つといえる。