2015.08.20
小欄でも再三にわたって取り上げ、注意を促しているが、いまだに被害が絶えない特殊詐欺▼市内でも市、県の職員を名乗る男たちから、医療費の過払い金に関する不審電話が相次いで発生した。先日も植田町で、息子の名をかたり、示談金を要求する電話が自宅にあったという。幸い不審に思った母親が警察に相談、被害は防げたが、そうでなかったら…▼連日、事件が報道されているにもかかわらず、一向に被害が減らないのはなぜか。一つは日々、手口が巧妙化し対策が追い付いていっていないことが挙げられる。後は自分は絶対にだまされることはないと思っている人が多い。警察ではそこが落とし穴と話す。詐欺は人間の欲や情、弱みにつけこむ犯罪であることを忘れないでほしい▼いわき南署では被害防止の一環として、「息子らの小言」と題した啓発チラシを作成した。だまされないためにもご愛読をお勧めする。特に被害の多い高齢者層の方々には。