2015.12.10
「無防備な心に火災がかくれんぼ」。今年の全国統一防火標語。全国火災予防運動は先月で終了したが、寒くなり火の取り扱いが増えるこれからの季節が、火災が多発する時期▼運動後、市内でも建物火災が発生し、52歳の男性が焼死する事件があったばかり。昨年1年間全国で住宅火災による死者数は1006人で、このうち7割が65歳以上の高齢者だった。各消防署では関係団体と協力して、高齢者世帯に対し注意を促しているが、撲滅までにはいたっていない▼今日から「年末年始の交通事故防止県民総ぐるみ運動」がスタートした。火災運動と同じように高齢者への注意がうたってある。こんなことを書くと高齢者ばかりを非難しているように聞こえるが、決してそんなことではない。高齢者の方にも注意してもらい、1人でも犠牲者を減らすことを願うからだ▼年末はそれでなくても慌ただしい。高齢者ばかりではなく、みんなが注意するに越したことはない。