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2016.08.04

10年ほど前だろうか、「トリビアの泉」というテレビ番組があった。あまり知られていない雑学的な豆知識を紹介する人気番組だった▼そのブームの再来なのか、最近でも、3割の人しか知らないことを紹介する番組や、朝の情報番組でも難しい言葉の由来を推理するコーナーがあったり、思わず「なるほど」と感心させられることが多い。「漢字」は表意文字だけに、その文字の持つ意味は奥深く知れば知るほどに重みを感じるものだ▼かつて、「深大寺」を「しんだいじ」と読んで、恥をかいたことがある。人名と地名は読めなくても恥ではないと言われるが、「じんだいじ」と読めなかったことは今でも鮮明に記憶に残っている。逆に「好間」という地名は地元の人なら誰でも読めるが、市外ではなかなか読めないらしい▼五感に関する言葉の数は世界一とも言われている。それだけに日本人の持つ感性は優れていると言うことだし、それが、素晴らしい文化を生んでいる。

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