2016.08.12
このところ、少し食べ過ぎと思うぐらい酒肴にカツオの刺し身を食している。スーパーは料金が手頃だが血合いが気になる。その点、魚屋さんはやや値段は張るがきちんと処理され、余分な生臭さはない▼先日、仕事の帰り近くの酒場に寄ってみた。最近の他資本による居酒屋チェーンと違い、長年地元で営業している店だ。にぎわう店内に入り、空いていたカウンターに座る。ここでもカツオの刺し身を注文した▼すると目の前の店主らしき男性が「今日のカツオはうまくないよ」と一言。それならばとシマアジを頼んだ。このやりとりを見ていた常連らしき客が、さっそくその話題を男性にふった▼「いわきの人はカツオが好きだから」などと話し声が耳に入る。特に講釈を語ったわけではないが、魚にはこだわりがあるのだろうと思いながら浅酌した。さて例年ならお盆すぎには魚屋さんにサンマの刺し身が出回る。それから約3カ月間、酒肴の定番になる。