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2017.05.12

先日、何気なく本紙昭和43年10月分を検索していると「心臓移植の宮崎君が流れ星のように突然亡くなった」との記事が目に入った。この宮崎さん、当時高校生くらいと記憶する▼国内初の心臓移植という難手術のためか、連日テレビ、新聞などで大きく報道されていた。札幌医科大、和田寿郎教授などこれらの単語とともに移植成功後、ガウン姿で病院の屋上を歩く姿が思い出される▼昨日、心臓疾患の拡張型心筋症に苦しむ乳児の中川西祐綺ちゃん(棚倉町)を支援する「ゆきちゃんを救う会」からファクスが届いた。昨年11月からの活動が実り、目標とした移植費用2億9千万円が達成できたという▼本紙でも協力呼びかけのため、来社した有志の皆さんを紹介したのだが、まずはよかった。当初の募金額は1割程度と少なく心配したが、多くの善意に感謝しきりと思う。渡米に向け準備を続けている、ゆきちゃん。無事成功し両親の安心した顔が見られるといい。

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