2017.05.16
部活動の帰りなのか、スポーツバッグを肩からかけ、自転車に乗る高校生によく出会う▼夏の大会に向けて練習にも熱が入り、子どもたちの姿は躍動感にあふれている。ただ、元気なのはいいが、スピードが出過ぎてはいないか。歩道を歩いていて、後ろから来た自転車が体のわきを通り過ぎた瞬間、ヒャッとした経験が何度もある。スピードの出し過ぎも問題だが、本県では「自転車は車道が原則、歩道は例外」と決められていることを忘れずに▼そしてもう一つ。陽気が良くなると気を付けなければいけないのが不審者。特に、子どもたちを狙った声掛け、つきまといなどは悪質だ。弱者を対象にした犯罪は卑劣極まりない。警察も未然防止に努めてはいるが、警察の力だけでは限界がある▼不審者はどこであなたを狙っているか分からない。人通りの少ないところでは1人では歩かないなど、個人でも注意すると同時に、地域全体で被害防止に努める必要がある。