2017.07.05
全国高校野球選手権福島大会での対戦相手も決まり、甲子園を目指す高校球児の熱い夏が始まる▼先の東北大会では東日本国際大昌平といわき光洋が東北の強豪チーム相手に、昌平がベスト4、光洋が同8に勝ち上がる活躍を見せた。この結果に、甲子園出場との期待は高まるばかり。大会が近づくにつれ、周囲からの重圧はヒートアップ、球児たちにはその重圧を力に変えてほしい▼ところで、少子化から団体競技では選手の確保に苦労している。人気スポーツと言われる野球も例外ではない。先月行われた本社主催の高校野球の大会でも、3校合同チームでの参加があった。今大会でも何とか9人をそろえ試合に臨むチームもあるだろう▼部員が多い強豪チームでも、そうでないチームでも甲子園に出られるのは1校だけ、あとは敗戦を味わう。勝負なので勝ち負けにこだわるのは分かるが、それにこだわるあまり、純粋に野球を楽しむ気持ちまでも忘れてはほしくない。