2017.08.21
東北地方最大規模といわれる喜多方市の三ノ倉高原で広大なヒマワリ畑を見てきた。冬はスキー場のゲレンデになる黄色に埋まった花のじゅうたんからは、眼下に青々とした水田地帯の会津盆地を遠望することができた▼ここで標高735・2㍍の水石山を思う。山頂は、かつて県内最古のゴルフ場があったほど広大な芝生広場だ。眼下には市街地が広がり、遠く太平洋を望むこともできる。ここを春は菜の花、夏はひまわり、秋はコスモス、冬は不定期ながら雪遊びができる憩いの場に整備できないかと想像する▼山頂部で描かれる空の青と芝生の緑の美しいスカイラインは、国立ひたち海浜公園のみはらしの丘を彷彿とさせるロケーションだ▼ならば水石山のなだらかな丘を、海浜公園名物の幻想的なネモフィラやコキアで埋められないかと夢は広がる。そこにブランコを置く。こいでいるとそのままお花畑を飛び越して、海へ、空へ飛んでいくような気持ちになるだろう。