2017.09.29
先の市長選報道の際、「御社の記事に偏向が見られる」との意見がメール、手紙で寄せられた。どうも現市政に対する有権者の声の掲載がそれらしいと想像する▼行政に対する批判は仕方ないにしても、大新聞のあからさまなそれとは違う。少々の辛口メッセージも必要なこともある。さてきのう衆院が解散、各党とも一挙に選挙モードに突入した。首相の専権事項とはいえ、野党関係者らは憤懣やるかたない様子である▼一方、威勢のいいのは新党「希望の党」。まさにイメージ戦略が奏功し、与野党とも見えない影におびえている感が伝わってくる。土壇場で合流を決めた民進党に野党共闘を踏みにじられ、憤る共産党など▼一連の騒ぎをみると、国民不在の思いを強くする。まず勝利のためなら、なりふり構わぬ党利党略が丸見えである。18歳以上が選挙権の行使できる最初の国政選挙投票は来月22日。次世代の若者に愛想を尽かされないようにしてもらいたい。