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2018.03.05

火災撲滅に向け火災予防運動が全国で展開されているが、火災は後を絶たない▼市内でも今月1日、錦町で住宅火災があり逃げ出して命は助かったものの、この寒空の下、一瞬にしてすべての財産が灰になり、途方に暮れる姿を想像すると、やりきれなくなってくる。いわきは雪こそ降らないが、代わって乾いた強い風が吹くだけに、そんな日には火の取り扱いには、特別注意が必要だ▼一年を通して火災の発生が多いのは、ストーブなど火を使った暖房器具が大活躍する1月から3月。原因の1位は放火だが、寝たばこや料理中にその場を離れて火災につながる不注意でのケースも少なくない。また、火のついたたばこのポイ捨てが原因での林野火災が増える時期でもあり、山でのマナーは守ってほしいものだ▼火災に遭い煙や火に巻き込まれたら、火元の風の流れとは逆方向に逃げ、煙が充満したら、姿勢を低くし素早く走り抜けることが肝心だ。くれぐれも火の用心。

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