2018.03.23
厳しい寒の戻りもあったが、ようやく暖かさを感じる時節になってきた。こちらの頭には春の雨、センバツ開幕日、別れの時がセットになっている▼きょう市内一斉に公立小学校の卒業式が行われた。高校、中学、大学と順を追ってのことだが次のステージは不安もあると思うが、時にどうにでもなると鷹揚に構えてもいい。もっとも大人が考える以上に心配はないのかもしれない▼東日本大震災の被災3県の高校生が米国ニューヨークで復興をアピールする支援プロジェクト第7回「ハンド・イン・ハンド」が現地時間の20、21日に行われ、本県からはいわき光洋高合唱部生徒16人が参加した▼テレビでも放送されたが、生徒たちはリンカーンセンターのひのき舞台に立ちオペラ、ダンスなどを堂々と披露した。昔を思えば飛行機に乗り、遠い異国に旅立つなど考えられなかった。さまざまなツールが飛躍的進歩を遂げ、世界を身近にしている。若い諸君、あとは行動のみだ。