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2018.07.21

夏の全国高校野球福島大会の準決勝が行われるいわきグリーンスタジアムで原稿を書いている▼早朝、まだ観客席に人影はないが、これからいわき海星と湯本が聖光学院、福島商という県北勢を相手に熱戦を繰り広げ、夕刊が届くころにはあすの決勝に進む2校が決まっている▼シード校の湯本はともかく、驚くべきはいわき海星の快進撃だ。いったいどれくらいの人が準決勝進出を予想しただろう。試合をするたびに逞しく、強さを増していく。高校野球でまれに現れるミラクルチームが、今年はいわき海星だった。7月7日に開幕試合を行っているが、そんなチームがここまで勝ち残るケースは珍しいのではないか▼まだ前身の小名浜水産だったころからこのチームを見てきた。初戦敗退が続いた時代も知っている。センバツでの雄姿も見させてもらった。ヤンチャな選手が多く個性的なチームだった。そんな歴史を受け継ぐ今年の選手たち。長く語り継がれる夏の主役だ。

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