2018.08.01
西日本を中心に降った大雨は、約200人以上の命を奪う大参事となった▼今も行方不明者の捜索は続けられ、まだ発見できずにいる人もいる。多くの被災者は気を取り直し、家の後片付けなどに動き出したが、今度は猛暑によって作業が滞っている。この暑さは、被災地ばかりではなく全国に及び、各地で熱中症による救急搬送者が後を絶たない▼市内でも80歳代の男性が農作業中に倒れ、熱中症で亡くなる事故があったばかり。熱中症は重症化すると、命にも関わることを改めて認識し、水分や塩分の補給、適切な室温管理などして身を守りたい▼この猛烈な暑さによって、農作物にも影響が出始めている。ところが国民を守るための話し合いをする場の国会では、カジノ法案や参院議員の定数増案ばかりが優先され、やっとここにきて国民の暮らしに目が向きだした。8月に入り台風などさらなる自然災害が予想されるだけに、災害対応にも目配りをお忘れなく。