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2018.08.15

昭和20年、戦況の悪化は著しく、日本は敗戦の道を突き進んでいた▼同年の3月、東京上空に数百機のB29爆撃機が襲来し、爆弾の雨を降らせ首都東京は焼け野原。6月には国内唯一の地上戦となった沖縄戦が終結。8月に入り、広島、長崎と相次いで原子爆弾が落とされ、数十万人もの尊い命が奪われた。そして15日、4年にも及ぶ戦争が終わった▼あれから73年。戦争体験者はもはや少数派で、その人たちも次々とこの世を去っている。戦後世代が社会の中核を担うようになり、あの戦争ですら歴史の一コマとして風化を強めている。そんな時代だからこそ、せめて終戦の15日ぐらいは、二度と戦争を繰り返さないと、不戦の誓いを心に刻んでほしい▼しかるに今の政権下、安保法制に代表されるように、戦争を容認するかのような流れが出来つつある気がする。この国を再び戦火に巻き込ませないためにも、国民一人一人が現政権を厳しくチェックすることが必要だ。

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