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2018.09.14

本市では4年に一度、夏から秋にかけ選挙の風が吹く。昨年は市長、2年前には市議会議員選があった。過去の紙面をひもとくたび、取材に駆け回った証しがあるが、時間の経過とともに記憶が薄れている▼10月には知事選が行われる。自治体のトップを決めることは大きな関心事なのだが、いたって静かだ。こちらの知る限り、自民党県連が分裂するほどの戦いを繰り広げたのが昭和63年の知事選だった▼現職引退に伴う後継選びには参院議員、元官僚が立候補。さらに双方を押す陣営が入り乱れ、バトルを展開した。異様な雰囲気の中、旧JR平駅前には現首相の父、安倍晋太郎氏の率いる派閥議員が顔をそろえたのには驚いた▼もっとも当時、全国的に注目された出来事だったわけで、いわきまで影響がおよぶことは当たり前のこと。戦い済んだのち、微妙な形でしこりが残った。民意を問うというが、ノーサイドとはいかないところに選挙の怖さ、いやらしさがある。

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