2018.11.15
先日、久しぶりに劇場で「スマホを落としただけなのに」という映画を見た。スマホを落としたことから起きるさまざまな怪現象、そして殺人事件にまで発展してしまうストーリーの映画だ▼現代人にとって、携帯電話は無くてはならないツールとなった。まして通話以外のさまざまな機能を併せ持つスマホは、必需品といってもいいだろう。この映画では、拾ったスマホを手にした人が、善人を装い、そのデータを抜き取って悪用し、落とし主やその周辺の人たちを恐怖に晒していく様がリアルに描かれている▼完全なフィクションだが、情報を抜き取る手口やデジタル技術を駆使してのなりすましなど、すぐにでも身近に起こりそうな事で、ホラー映画以上の怖さを感じた▼電話帳から、インターネット、スケジュール管理からクレジット機能まで、膨大な情報が詰まった便利な道具。デジタル化が急速に進む社会に、警鐘を鳴らす、そんな意味合いが込められた映画だろう。