2018.11.16

毎週楽しみに見るテレビ番組など、めったにないが先月始まった「下町ロケット」は別。過去のロケットバルブシステム、心臓人工弁に続き、今回はトランスミッションと新製品開発に物語が進む▼大手企業に引けを取らない技術を武器に、ものづくりにかける情熱、特許侵害など法律の盲点を突かれながらも、支援する弁護士の協力を得て難問を次々と解決していく。さらに技術者たる社長自身が社員を鼓舞しながら、信じた道を突き進む▼番組スポンサーに大手農機具メーカーが名を連ねるが、そこはご愛嬌。そのせいか各回ごとに田植え、稲刈りのシーンが登場する。登場人物が泥にまみれ、慣れない手つきで作業を体験、米づくりの大切さを知る▼さて18日、福島田んぼアートプロジェクト「秋の収穫祭」が四倉町のワンダーファームで開かれる。田んぼアートでも知られる場所で、新米を食しイベントを楽しむ。参加費要だが自然に親しむいい機会だろう。