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2018.12.07

ご覧になった方も多いと思うが、平の市生涯学習プラザには、いわき市内に存在した映画館、上映作品の写真、ポスターが展示されている。もちろん現存する館もあるが、足を運ぶたび見入ってしまう▼一角には、本紙の映画紹介記事も大きくコピーされ、当時の隆盛が今に伝わる。テレビ出現以前の娯楽の王様であり、主演を張る俳優はスターと呼ばれた。昭和40年代の作品をレンタルで見る機会があるが、現代ものとの違いが分かる▼しっかりしたセリフ、豪華なセット。特に時代劇にその差が出る。さて、いわきにまつわる映画紹介に尽力する団体イワキノスタルジックシアターは1月13日、いわきPITで「喜びも悲しみも幾歳月」(木下恵介監督)を上映する▼本来なら当時のポスターともども大きく紹介したいのだが、使用などは諸般の理由でかなわないものの、60年前の大ヒット作がスクリーンで蘇る。灯台守の夫婦が歩んだ苦難の道のりが涙を誘うだろう。

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