1. HOME
  2. ブログ
  3. 片隅抄
  4. 2019.07.02

2019.07.02

生まれてから一度も喫煙経験がない。逆に祖父母や父はヘビースモーカーだった。87歳の父は20年ほど前から肺気腫で、酸素吸入器を手放せない状態でいる▼受動喫煙――。子どものころ扁桃炎や気管支炎、肺炎などでよく学校を休んでいたが、今思えば単なる虚弱体質ではなく、始終紫煙漂う家庭環境にいたからかもしれない▼7月から改正健康増進法が施行されて、公共施設の敷地内全面禁止だけでなく、分煙していた飲食店などの店舗でもこれに応じる流れになりつつある。路上もそうだ。他人の紫煙で息苦しくなる身にとっては歓迎すべきだが、愛煙家の友人は、喫煙できる場所がますます狭められたと嘆いていた▼喫煙することによる至福も、ヤニが切れたときのイライラも想像できないが、仕事中に一服する場所を奪われ、今まで以上にデスクから遠く離れた場所まで行かねばならない人も多い。締め出したあとのフォローをどうするか、の対策も講じなければ。

関連記事

海産物加工品の製造販売 丸市屋

カテゴリー