2019.07.03
参院選があす公示され、21日の投開票まで激しい選挙戦を繰り広げる。すでに候補者は選挙事務所を構え、準備は万全だ▼候補者の準備は整ったが、有権者の意識はどうか。今回に限ったことではないが、相変わらず選挙への関心は低い。巷では「誰が当選しても世の中変わらない」と投票を棄権する声を聞く。当然のごとく投票率は毎回悪い▼ただ選挙の盛り上がりは欠けるものの、今回も憲法改正や年金、社会保障費の有り方など、自分たちの暮らしに直結するテーマが争点になることは必至だ。政治への不満を表す手段に棄権という選択肢もあるが、それでは何も始まらないし変わらない。言動にも行動にも責任を持たないご都合主義の政治家と変わらない。物を申すのであらば、まずは投票をしてから▼誰がどんな政策を打ち出し、何を訴えようとしているのか。他人任せではなく、自分自身で見聞きし、その上で与えられた権利を行使したい。投票をお忘れなく。