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2020.11.7

けさ、平の梅本橋を車で渡っていたら、新川で大掛かりな草刈り作業が行われていた▼平市街地を流れる新川を覆う雑草や灌木の量たるや、半端ではない。慢性的に水量に乏しいから、水面が雑草などの陰に隠れて見えない。たまたま大雨が降って川らしい姿を見せる。きれいさっぱりとした草刈り後の、か細い川の流れを見ているとその極端な水量の変化は正常ではない▼梅本橋の周辺に限って言えば市役所本庁舎や国・県の出先機関、いわきアリオスなどがある。昨年秋の台風で新川の水があふれたとき、役所機能がストップしないでよかった。今年は幸い、台風の被害に遭わずに年を越せそうだが、たまたまそういう気象条件であっただけ。来年どうなるかわからない▼重篤で慢性的な疾患に陥っている新川。河川工学の粋を集め、市民に親しまれる川らしい景観を見せることはできまいか。多くの人が川に目を向けることが、長い目で見れば水害回避につながるのでは。

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