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2021.04.19

大都市を中心に新型コロナウイルスが猛威を振るう。大阪では連日の千人越えの陽性を確認。いわきにも第4波が押し寄せ、感染者数は400人を超えた▼クラスターが発生した東日本国際大野球部は春のリーグ戦の出場を見合わせた。4年生にとっては最後の春。2年前、当時2年生で全日本大学野球選手権大会で代打出場し、中前打を放った柳葉潤は開幕前のインタビューで、春の戦いを区切りとし、ユニホームを脱ぐつもりだと語った▼内角のボールに対応するため、打撃フォームを修正。中軸の一角を担うはずだったが、神宮の杜への返り咲きを果たせず、不完全燃焼で大学野球を引退する。彼の悔しさを思うと、胸が痛くなる▼間もなく、県内各地で高校野球の春の支部大会が幕を開ける。柳葉の母校で昨秋の県王者・東日大昌平は第1シードで、いわき支部の戦いに挑む。戦う機会すら奪われた〝兄貴分〟の鬱憤を晴らすような後輩たちの頑張りに期待したい。

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