2022.02.17
先月末、地鎮祭を済ませ、着工となった並木通り再開発。きっかけは、8年前、3人の地権者が専門家を交え勉強会を開いたことに始まる▼再開発に関して言えば8年という時間は決して長いものではないと言われるが、順風満帆というわけでもなかった。商工会議所の推進する中心市街地活性化基本計画にこの計画が組み入れられたことが分岐点となり、国の認可を得たことで風向きが変わった▼やっと着工となった今、新たな問題が立ちはだかっている。埋蔵文化財の調査がそれだ。試掘により平城の遺構が出土し、県の指示でその調査、発掘調査をしなければならないのだ▼半年ほどの工期の遅れは余儀なくされるものの、地域の歴史に関することで協力することには異論はない。ただその費用は億の単位に及び、しかもその負担は施行者側だという。補助金が適用されるというが負担も少なくない。地域の歴史の記録は必要だが、費用も含めて行政が責任を持つ必要があろう。
先月末、地鎮祭を済ませ、着工となった並木通り再開発。きっかけは、8年前、3人の地権者が専門家を交え勉強会を開いたことに始まる▼再開発に関して言えば8年という時間は決して長いものではないと言われるが、順風満帆というわけでもなかった。商工会議所の推進する中心市街地活性化基本計画にこの計画が組み入れられたことが分岐点となり、国の認可を得たことで風向きが変わった▼やっと着工となった今、新たな問題が立ちはだかっている。埋蔵文化財の調査がそれだ。試掘により平城の遺構が出土し、県の指示でその調査、発掘調査をしなければならないのだ▼半年ほどの工期の遅れは余儀なくされるものの、地域の歴史に関することで協力することには異論はない。ただその費用は億の単位に及び、しかもその負担は施行者側だという。補助金が適用されるというが負担も少なくない。地域の歴史の記録は必要だが、費用も含めて行政が責任を持つ必要があろう。