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2022.11.29

双葉郡川内村に所用があり、日曜日に「ふくしま復興再生道路」として9月に開通した、国道399号の十文字バイパス(全延長6・2キロ)を始めて通った▼抄子のように浜沿いの市民にとってはなじみのない道路で、最後に足を運んだのは一昨年暮れ、川前・旧戸渡分校近くで暮らす若い友人を訪れて以来だった。道幅が狭く大型車が対向してきた際は場所によってはすれ違うことができず、ひたすら連続する急カーブとこう配に閉口した。雪が降り積もる日だったため、なおさらだった▼戸渡、そして川内の住民にとっては重要幹線。生活道路としてだけではなく急患が出た場合の安全性にも難があったため、いち早い整備が望まれていた。初通行の印象は、前の〝酷〟道を知るだけにあまりのスムーズさに驚いた▼通行時間は10分ほど短縮。小川と川内の交流にも大きな期待がかかる。そうなると、互いの土地に根付いた詩人草野心平を軸とした文化交流が思い浮かぶ。

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