20221227
先週中ごろから、記録的な大寒波により北日本から西日本の日本側を中心に大荒れとなった。本市でも厳しい寒さとなっているが、平野部では晴れ間がのぞき、〝東北の湘南〟の面目躍如となった▼寒冷化か錯覚しがちだが、背景には地球温暖化がある。海水温の高い日本海では水蒸気量が増加しており、今回のように強い寒気が流れ込むと極端な寒波が到来するというのだ。各国の研究者はこのメカニズムを解明すべく精力的に研究を重ねている▼となると、やはり温室効果ガスをどう効率よく、かつ早急に削減できるかが求められる。いかに化石燃料の使用を抑えられるかがポイントだ。抄子が着目しているのは、カーボンニュートラル燃料。昨季F1でホンダが実用化していたことが話題となり、大変驚いた▼政府は水素など次世代燃料の利用拡大に向け、関連産業を支援する新法制定に舵を切る。次世代に負債を押し付けないため、新エネ新時代の到来に期待したい。