2023.01.13
いわき駅前再開発の試金石ともいうべきJR東日本水戸支社などが主体となる「ホテルB4T」「エスパルいわき」が15日、オープンする。宿泊など滞留者が増えることに期待が持てる▼かつて「ヤンヤン」の愛称で親しまれてきた前身のステーションビルも姿を変えてから久しい。過去には多くのテナントが入り、買い物、飲食、電車の待ち時間などに都合よかった。現在はその役割をラトブが担っているように思えるが、周辺状況を見る限りもう少しインパクトがあってもいい気がする▼活性化は他人任せでなく、まち全体での盛り上げが必要。他資本の新事業にそっぽを向くのではなく、この機に乗じる思考はないものか。地権者らの思惑がからみ、遅れに遅れた駅前開発も「並木の杜シティ」の進ちょくで次のステージを迎える▼こちらは商業棟に加え、マンションを中心にした居住型。この地を終の棲家に選んだ人たちに応えられる環境構築が急がれる。