2023.03.01
早いもので今日から3月。年の初めに平穏な1年を願ったものだが、山田と勿来で殺人事件が相次ぎ気が滅入る▼1日から7日までの1週間「春の全国火災予防運動」がスタートする。市内では昨年71件の火災が発生し5人が死亡、13人がけがをした。死者、負傷者とも昨年を下回り、発生件数も前年比で6件の減、1967年以降で4番目に少なかった。内訳は建物火災が39件で最も多く、その他、林野火災が続く▼ただ気になるのが出火原因。たばこの不始末(8件)、配線器具、コンロ(4件)を上回って一番多かったのが放火・放火の疑いの11件。放火だけは自分が注意していても防ぎようがないだけに恐ろしい。せめて家の周りには燃えやすい物を置かないを徹底したい。死者5人のうち3人が高齢者だった。独居老人宅は要注意だ▼空気が乾燥し火が燃え広がりやすい時期だけに火の取り扱いには注意して。今運動を機に、身の回りで火の用心の確認を。