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2023.04.15

京都・太秦で東映の映画村を見た。冬の平日、しかも閉館30分前に滑り込んだため、観光客の姿はほとんどなく、薄暗くなった江戸時代の町並みのオープンセットがやけにリアルだった▼現在放映されているNHK大河ドラマ「どうする家康」では、バーチャルプロダクションという最新鋭のCG撮影技術を駆使した映像が話題になっている。野外に大掛かりなセットを造らなくても戦国時代の世界を再現できる。これからの撮影の主流になっていくのだろう▼ここで昭和30年代生まれは思う。ウルトラマンや仮面ライダーのシリーズも、やはり現代版になると変身や戦闘シーンにCGが使われている。サンダーバードの実写版もそうだった。でも、だ。やはり初期の手造りだったシリーズの方が見ごたえがあった▼高倉健さんは、極寒のなか行われた映画「八甲田山」で撮影を待つ間、雪に埋もれながらじっと耐えていたという。こんなエピソードもなくなっていくのだろうか。

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