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2023.08.08

東京電力福島第一原子力発電所で発生する汚染水にはトリチウムの他、セシウム137、ストロンチウム90、ヨウ素などの放射性物質が含まれます。これらの放射性物質は、通常の原子力発電所では燃料棒の中にとどまっており、その排水からはほとんど検出されません▼環境省収録の「放射線による健康影響等に関する統一的な基礎資料(令和3年度版)」第6章に、このような一文がある。海外の原発も多くのトリチウムを流している事実が報道されているが、冒頭の事実を念頭に置くと、素直に受け止めることができない。だからといって海洋放出を非難する中韓の言い分を呑み込むこともできない▼同省は「これらの放射性物質は海洋放出に先立ち、ALPS等により規制基準未満となるまで浄化処理される」としているが、こちらも真っすぐ呑み込めない▼その通り進めば不安はないが、実行に移すのは東電。残念ながら未だ不信感が拭えないから信用ができない。

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