2023.09.16
ネーミングライツ(命名権)の販売がいわき市内の施設でも実施されるようになった▼従来の正式名称に代わって民間事業者などに新しい愛称をつける権利を販売し、そのスポンサー料で市の財源を確保する契約。先陣を切ったいわき芸術文化交流館アリオスの場合は「アリオス」そのものではなく、館内の大ホールと別館の音楽小ホールに限っての適用となった▼そして今回、プロ野球も開催されるいわきグリーンスタジアムといわきFCのホーム競技場で、サッカーやラグビーが行われるいわきグリーンフィールドに新しい呼び名が付けられることになった▼いわきはまだ始まったばかりだが、県内の先進地である福島市と郡山市では主要な市や県のスポーツ・文化施設の多くに愛称がつけられ、さらに残りの施設でも売り込みが図られている。頭が固い身には違和感を覚えるが、これも時代の流れなのだろう。スポンサーから集客力のある施設だと見込まれたあかしだ。