2023.09.20
今月18日は「敬老の日」だった。多年にわたって社会に尽くしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う日▼かつては敬老の日は9月15日に決まっていたが、連休を増やすハッピーマンデー制度で、平成15年から9月の第3月曜日に変更された。日にちが変わっても高齢者を敬う気持ちに変わりはない▼昔と比べると今の高齢者は心も体も若く、生涯現役を叫ぶ人は多い。最近では幾つになっても働きたいと思う人は少なくなく、総務省の調査によると、65~69歳では50・8%、70~74歳では33・5%の人が今も元気に働いている。定年延長と人出不足から、高齢者雇用に積極的な企業が増えたことなどが、高齢者の就業率アップにつながっている▼就労や楽しい老後も健康であればこそ。本県の平均寿命、介護などを受けずに日常生活が送れる健康寿命は、残念ながら男女とも全国平均を下回る。若いうちからバランスの取れた食事と運動を心掛け、充実した老後を送ってほしい。