2024.02.22
「いわき全体を巻き込み、われわれのサッカーメソッドを提供したい」「スポーツを通じて日本全体を改革する」。2016(平成28)年1月13日、東京・有明コロシアムで、キックオフパーティーを取材した時のメモに残る。それぞれいわきスポーツクラブの大倉智代表取締役と、ドームの安田秀一CEO(当時)の言葉だ▼あれから8年。経営体制が変わった部分もあるが、ビジョンは一貫しており、J2も2年目の戦いとなる。昨季は4年ぶりにいわきFCを担当し、群雄割拠の中でもがきながらも、〝浜の光〟として戦い続ける姿を追った▼時にサポーターからお叱りの言葉も頂戴した。ただこの街に生きる一人として、いわきFCに対する思いは変わらない。「勝ち負けがすべてではない」ことは、大倉社長が教えてくれた。しかし勝つとやはりうれしい▼また「Jリーグのある日常」が帰ってきた。24日の開幕戦を控え、遠足前の子どものようにワクワクする。