『禁断の罠』
著 者:米澤穂信、新川帆立ほか
出版社:文藝春秋
価 格:825円(税込み)
人気作家6人が描く短編ミステリーの謎を解け!
比米倉内記(ひめくらないき)は、元刑事で私立探偵の鳥海と現役刑事である春原(すのはら)と共に「復讐代行業」を行っている。復讐代行業とは金をもらって法律では裁けぬ者を始末することで、比米倉はその中で情報収集を専門としていた。
表向きには大学生として生活している比米倉だったが、ある日大学の後輩である久水奏多(ひさみずかなた)が行方不明となる。割の良いバイトを探していた久水だったが、どうやら強盗事件に加担していたらしい。行方を追う中、久水は死体となって発見された。
なぜ久水は殺されたのか? その結末とは。
この本は、紹介した中山七里著「ハングマン―雛鵜―」のほか、米澤穂信、新川帆立、結城真一郎、斜線堂有紀、有栖川有栖といった作家陣からなる短編ミステリー集です。
仕掛けられた6つの謎をじっくり楽しんで頂きたい1冊です。
(鹿島ブックセンター勤務)
※紹介する人:上野台麻子さん