常磐・おのづか食品「大人のエビフライ」開発へ いわき信組クラファン活用
常磐上湯長谷町で、ホテル旅館用の業務用食品を製造している「おのづか食品」(小野塚大代表取締役)は現在、いわき信用組合(本多洋八理事長)が運営するクラウドファンディング「磐城国」を活用し、新商品の「大人のエビフライシリーズ」開発に向けて支援を呼びかけている。市、いわき商工会議所、いわき産学官ネットワーク協会、いわ信が連携し、これまで市内18事業者のクラファンをサポートしてきた「『企業・ひと・技』応援ファンド」事業の本年度第1弾プロジェクト。小野塚社長(52)と妹の村田和美専務取締役(50)は、これまで親しんできた母の味から〝いわきの新名物〟誕生を目指す。
おのづか食品では、地域の方々にも喜んでもらいたいと考え、選んだレシピは、小野塚家で特別な日に食べられてきた「肉巻きエビフライ」。大きなエビと最小限の衣で素材をシンプルに味わってもらおうと、大人も楽しめる〝大人のエビフライシリーズ〟と題し、国産の豚バラ肉を大きなブラックタイガーで巻いて揚げた「大人の肉巻きエビフライ」と、肉を巻かない「大人のエビフライ」の商品化を目指す。ゆくゆくは看板商品として育てていき、集まった支援金は商品開発と販路開拓の費用に充て、支援者には先行して試食の場を提供。さらに完成度を高めていく予定だ。
募集期限は12月31日で、12日午後1時現在の支援額は17万9500円。返礼は3千円~5万円のコースがあり、「大人の肉巻きエビフライ」、ウニ味噌(みそ)と本県産の卵などを使った「浜の味うに味噌」などが返礼品となる。
問い合わせは同社=電話(43)2321、またはメール=msr-05@iwaki-onozuka.co.jp=まで。