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仲間たちの思い背負って花園へ 勿来工業らしいラグビーで躍動誓う

 第102回全国高校ラグビーフットボール大会(日本ラグビー協会、全国高校体育連盟など主催)は、大阪府東大阪市の花園ラグビー場と同市多目的球技広場を会場に12月27日、開幕する。
 福島県代表として、25年ぶり6回目の出場を決めた勿来工業は12日、県大会決勝が行われるはずだった、Jヴィレッジスタジアム(双葉郡広野町)で県選抜チーム「福島バーバリアンズ」と壮行試合を行った。選抜には決勝を辞退した磐城と同様、関係者のコロナ感染により棄権を余儀なくされた平工業、勿来工業と常日ごろ練習を重ねるなど互いを知り尽くした小名浜海星、勿来工業に準決勝で敗れた松韻福島が名を連ね、グラウンド上でエールを交換し、勿来工業の選手たちはこれまでコロナ禍で翻ろうされた選手、関係者の思いを胸に詰め、夢の花園で活躍することを誓った。
 磐城の棄権により花園出場が決まったことに対し、勿来工業の鈴木悠斗主将は「うれしさはなかった。磐城を倒してから花園に行きたかったから」と悔しさをにじませた。約2カ月先に待ち構える花園の舞台。「緊張する中でどう戦うかが重要。声を出したり体を大きく動かすなどしてなるべく緊張しないようにしたい」と意気込みを語った。仲間たちの思いを背負って戦う全国の舞台。相手の嫌がるエリアにボールを運んでトライにつなげる「勿来工業らしいラグビーをする」と誓った。

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