いわきFC 兵庫・報徳学園高から〝和製ジルー〟FW坂元獲得
サッカー・いわきFCは12日、〝和製(サッカーフランス代表の)ジルー〟との呼び声も高い(田村雄三スポーツディレクター談)、報徳学園高(兵庫県西宮市)3年のFW坂元一渚璃(18)を獲得したと発表した。同校の高卒プロサッカー選手は創部71年で初めてといい、いわきFCとしても3年ぶりの高卒選手の入団となる。
また、J3の今季MVP、得点王に輝くなど、ルーキーながらエースストライカーに急成長したFW有田稜(23)に加え、主力の谷村海那(24)、MF山口大輝(25)が契約更新。契約満了となったFW鈴木翔大(29)の移籍先が、J3鹿児島ユナイテッドFC(鹿児島)に決定した。
高卒ルーキーとして脚光を浴びる坂元は、兵庫県宝塚市出身で、身長184センチ・体重68キロ。空中戦の強さと50メートル6秒1の俊足を武器に1年生からレギュラーに定着し、3年間で28ゴールを獲得。体を張ったプレーでアシストも数多く記録した。
記者会見が同日、報徳学園高で行われ、坂元、同校サッカー部の高田秀一監督に加え、いわきFCを運営するいわきスポーツクラブの大倉智代表取締役と、田村SDが出席した。
大倉社長は「久々の高校生を獲得ということで、まずはしっかりと体づくりのサポートをした上で、長い目で見ていきたい」と期待を込め、坂元は「プロのキャリアを素晴らしいクラブでスタートできることをうれしく思う。これからも応援してくださる方々への感謝を忘れず、『元気!やる気!勇気!いわき!』で頑張ります」と意気込み、レギュラー獲得を誓った。