25日に江名の街で花火 2年連続 住民有志が街を盛り上げる
東日本大震災からの復興と鎮魂の祈りを込めた、江名みなと復活プロジェクト「第2回江名みなと花火」が25日午後6時から、江名港で行われる。江名区とともに江名の新しい町づくりに取り組んでいる「江名シングルアッププロジェクト」(戸田寛幸代表)が、花火製造・糸井火工(須賀川市)の協力を得て主催し、約20分間、200発の花火が冬の夜空を焦がす。市まち未来創造支援事業。
同プロジェクトは震災後の新しい町づくりに取り組もうと、令和元年に発足。夏に川越氷川神社の「縁結び風鈴」にヒントを得た〝風鈴回廊〟を設置するなど、にぎわいを取り戻すイベントを行っている。
昨年は震災10年の節目に、北洋サケマス漁で隆盛を誇った江名港伝統で、69年前まで行われていた花火大会を復活させようと準備したが、夏の開催はコロナ禍で見送りに。時期をずらし、クリスマスに合わせて冬の花火大会を行った。企画調整担当の熊谷章二さんは「コロナ禍でさまざまなイベントが中止に追い込まれ、人々の心に閉塞感が漂うなか、風穴を開けることができ、大きな反響が得られた」と振り返る。
小雨決行。江名港西岸壁の先端から打ち上げる。観覧席はなく、当日は午後4時から7時まで、江名~江の浦までの産業道路を通行止めとするなど、通行制限・立ち入り制限箇所を設ける。