ハタチの誓いに2392人出席 13会場でいわき市の成人式
いわき市の令和5年成人式が8日、9日の「成人の日」を前に市内13地区で行われ、20歳となる計2392人が出席した。それぞれの会場には、スーツや色とりどりの振袖に身を包んだ若者たちが集い、互いに門出の日を祝った。
昨年4月に民法が改正され、成人の年齢が20歳から18歳に引き下げられたが、いわき市では従来通り、本年度に20歳を迎える人(平成14年4月2日~15年4月1日生まれ)を式典の該当者とし、成人式の名称もそのままとした。
市によると、本年度は3281人が該当し、全体の出席率は72・90%(前年比0・27ポイント増)となった。最も高かったのは三和地区の95・65%。成人式は新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえ、事前に申し込む形としたほか、出席者を分散させるため、平、小名浜、勿来、常磐、内郷の5地区では午前と午後の2部制で実施した。
このうち小名浜地区の式典は、鹿島町のパレスいわやで開かれ、計603人が参加。午前の部で、内田市長が新成人に贈る言葉として、「ウィズコロナの考えに加え、デジタル化が急速に進む変革の時代に、皆さんは新たな歩みを進めていく。夢に向かってまい進し、さまざまなことに果敢にチャレンジしてほしい」と激励し、古里いわきの持続的発展を担っていこうと呼びかけた。