県が広域自転車ルート設定 いわきは七浜海道メーンで相双に接続
県は11日、県内7地域に対して、県内の美しい自然環境や豊かな観光資源を生かした「県広域サイクリングルート」を初めて設定した。いわき地域は、復興サイクリングロード「いわき七浜海道」を活用した総延長68kmとし、相双地域とともに、「美しい海岸線と阿武隈高地の山並みを巡り復興の『今』を感じるルート」のコンセプトを掲げている。福島市で同日に開かれた検討会で決定した。
市内のルートは、勿来の関公園から久之浜防災緑地を結ぶ「いわき七浜海道」に加え、JRいわき駅から新舞子海岸までで、久之浜町から双葉郡広野町に接続し、県道広野・小高線(通称・浜街道)などにつながる。
県ではいわき地方の特徴として、薄磯や豊間地区の防災緑地を通ることで、復興に向けて、確実に歩み出している力強さを感じられるとしている。令和6年度以降、沿線に道路標示などを整備する計画を立てている。