いわき駅直結のエスパル・ホテルB4T開業 地域と連携したイベントも
JRいわき駅に直結する商業施設「エスパルいわき」と、JR東日本が運営する宿泊施設の新ブランド「ホテルB4T(ビーフォーティー)いわき」が15日、開業の日を迎えた。
いわき駅前の活性化を図る事業として、JR東日本水戸支社と仙台ターミナルビルが手がけ、10階建てのビルのうち、1~3階に12店舗が軒を連ねるエスパル、4~10階にホテルB4Tが入っている。
初日にはオープニングセレモニーが行われ、関係者が完成を祝ったほか、仙台ターミナルビルによると、約千人の行列ができた。エスパルは東北地方5カ所目、ホテルB4Tは全国初。
エスパルは仙台、郡山、福島、山形の4市に続く進出で、地域と連携したイベントにも乗り出す。初回は2月25日、いわきサンシャインマラソンの前夜祭としての位置付けで、いわき駅南口ペデストリアンデッキを会場に、飲食物販によるマルシェを予定する。
ホテルB4Tは、JR東日本発行のIC乗車券「Suica(スイカ)」をカードキーとして使用することができ、手持ちのスマートフォンと合わせ、現地での一切のやり取りを非接触型で済ませられる。キャビンタイプ、シングル、ツイン、ユニバーサル、デラックスツインの計227室。いわきが1号店となり、今春に東京都内2カ所にも設ける計画を立てる。
エスパルのテナントは次の通り。
▽レストラン「ハワイアンズ キッチン マハロア」▽大川魚店(食堂「前濱食堂ヤマコ」併設)▽東北のお土産セレクトショップ「MONOVAS」(以上市内関係)▽三万石▽タリーズコーヒー▽京都フルーツ大福果寿庵▽菓子店「菓匠百選」▽チョコレート専門店「CACAOCAT」▽チーズケーキやスコーンの「グッディ・フォーユー六本木」▽スペインのドーナツ「LA PANADERIA DOTS」▽ドイツ発祥のプレッツェル専門店「プレッツェリア」▽コンビニエンスストア「ニューデイズ」(先行開店済み)
※ドラッグストアが夏前に、牛たんの「利久」が年内にオープン予定