県教委の令和4年度表彰 いわき市からは4人の教職員が選ばれる
県教育委員会は29日、令和4年度の教育・文化関係表彰の個人、団体の受賞者を発表した。このうち、いわき市からは「優秀教職員」の部に渡部久美子教諭(いわき湯本高)ら3人。「若手教職員奨励」の部では佐藤礼奈栄養教諭(桶売小)が選ばれた。
【優秀教職員の部】
▽渡部久美子教諭(いわき湯本高)=特別支援コーディネーターとして生徒の実態に合わせたグループソーシャルスキルトレーニングを実践し、校外のさまざまな機関と独自のネットワークを築いた。リーダーシップを発揮しながら「遠野ならでは」の丁寧で手厚い教育を行った。
▽清水堅香子教諭(勿来高)=インクルーシブ教育システムの整備に成果を上げ、外部専門家、機関と連携強化し、組織的に対応する校内体制を構築した。生徒支援部主任兼個別支援教育コーディネーターとしても支援整備などに意欲的に取り組んでいる。
▽鈴木のぞみ教諭(平支援学校)=市内医療機関の訪問学級担任として、重度重複障がい児の調和的な発達のため、個別の指導計画をもとに児童の思いを言語化する関わり合いを工夫した。病棟連絡会や学級通信などを通した医療、家庭、教育の連携にも尽力。
【若手教職員奨励の部】
▽佐藤礼奈栄養教諭(桶売小)=栄養教諭の専門性を生かしながら学校訪問を積極的に行い、児童・生徒に栄養や食文化に対する理解と関心を高めた。給食調理場では地場産品の食材採用と献立の立案を通じ、郷土に愛着を感じるような特色ある食育の推進を図っている。