いわきコンカレの卒研発表 小名浜の街をAR技術で紹介するプロジェクトも
いわきコンピュータ・カレッジ(田口周二校長)を今春卒業する2年生44人の卒業研究発表会が、3日に泉町の同校で行われた。学生、教職員のほかオンラインの生配信で約100人が聴講した。
〝コンカレならでは〟のユニークな視点と独自の発想が話題となり、今年は市民団体とタイアップした地域活性化の取り組みも展開された。
現実の風景に仮想の映像や音を重ねるAR(拡張現実)技術を活用したウェブページ・小名浜ARプロジェクト「OMAP(オーマップ)」=こちら=を完成させ、同日公開した。小名浜まちづくり市民会議(小沼郁亙会長)が依頼した。
オーマップを作成したのは、国分翼、佐藤颯人、菊地隼世、木村尚央さん4人のグループ。ふくしま海洋科学館「アクアマリンふくしま」から三崎公園、神社仏閣、地域の偉人の紹介まで、紹介するスポットへのアポ取りや取材を学生自ら行い、オリジナルのマップを作製し、魅力あふれる小名浜を発信した。