マルト 惣菜・弁当のコンテストで「デリカ総合金賞」に輝く 県内のスーパーで初
いわき市や茨城県でスーパーマーケットを展開するマルト(本社・勿来町、安島浩代表取締役社長)は15日、惣菜や弁当のコンテスト「ファベックス惣菜・べんとうグランプリ2023」(日本食糧新聞社主催)で、これまでの出品や事業者としての姿勢をたたえる企業表彰として、「デリカ総合金賞」が贈られたと発表した。
デリカ総合金賞は、全国で1社のみに授与され、単においしいだけにとどまらず、地域の食文化への貢献や、独自の理念が明確といった取り組みも求められている。県内のスーパーマーケットが、デリカ総合金賞を受賞するのは初めて。
惣菜・べんとうグランプリには、全国の事業者から選りすぐりの逸品が寄せられ、マルトも過去2回、4件の惣菜やスイーツが最高賞の金賞に輝いた。デリカ総合金賞に当たっては、特に磐城飯店(小名浜字林ノ上)と連携した「店内焼き上げ餃子各種」の魅力が高く評価された。また地元に根差した商品開発についても、受賞につながったという。
今回も企業表彰と合わせ、マルトは計1470件の応募の中から、地方食材・調理法部門で「赤魚のふっくら蒸し煮」(税込み862円)が、デリ・ベーカリー&スイーツ部門で「いちご多い福」(同1059円)が金賞に選ばれた。
赤魚のふっくら蒸し煮は、小名浜の「割烹一平」の親方・長谷川隆さんから指導を受け、料亭の味を家庭でも楽しめるよう再現。いちご多い福は、末広がりの8つで構成され、一口大の大きさでかわいらしい見た目に仕上げている。
受賞報告会が15日、平字尼子町のSC平尼子店で開かれた。見城良二・商品本部専務取締役本部長は「これだけの賞をいただけたのは、お世話になった皆さんのおかげ。今後も精進し、食を通じて健康になってもらう思いを進めていきたい」と力強く語った。