市議会2月定例会始まる 内田市長「J2で新しい景色見られると確信」
市議会は16日、2月定例会が開会した。初日の本会議では、期間を3月9日までの22日間と定め、総額1467億6731万円の令和5年一般会計当初予算案など、計63件の議案などが市から提出された。
内田市長が市政報告と提案要旨説明に立ち、始めに新型コロナウイルスへの対応を示した。5日現在のワクチン接種率について、12歳以上を対象としたオミクロン株対応分では、全国の42・3%に対して、いわき市は49・6%と大きく上回っていると語った。
小児の3回目は16・1%(全国平均8・0%)、乳幼児の1回目は3・8%(同3・3%)とそれぞれ順調で、引き続き感染リスク低減に取り組む姿勢を打ち出した。5月8日から、感染症法上の分類が5類になる点に関しては、市民や医療機関に混乱が生じないよう努めるとした。
市政運営を巡っては、「人づくりこそが私の施策の『一丁目一番地」』と強調した。自らの政策の基本となる「いわき版骨太の方針」に沿って、<1>次世代を育てる<2>命・暮らしを守る<3>まちの魅力を高める――を推し進めると述べ、これら経費を重点に、新年度予算を配分したと伝えた。
また18日に開幕するサッカーJ2・いわきFCに対しては、「市民の皆さんが、これまで以上にハイレベルなプレーを間近に体感することで、新しい景色をご覧いただけると確信している」との考えを披露。ホームゲームでのもてなしとともに、アウェイゲームでの観光PR、市の認知度向上も図ると話した。