懐かしのメロディーを ひま信四倉支店 歌謡ショーと東條寿三郎の企画展
四倉町出身の作詞家・東條寿三郎と、四倉小で行われた歌謡ショーにスポットを当てた「四倉の歌謡ショーと作詞家東條寿三郎」展が3月31日まで、四倉町字東4丁目のひまわり信用金庫四倉支店で開かれている。
小泉屋時計店の緑川健さん(小泉屋文庫主宰)が企画した。四倉町の商店会では、昭和30年ごろから50年代中ごろまで定期的に大売出しセールを開催しており、その一環として四倉小の講堂(体育館)に有名歌手を招いて歌謡ショーを開いていた。
会場には三波春夫、春日八郎、三橋美智也、村田英雄などそうそうたる顔ぶれがステージで熱唱したり、住民たちと記念撮影した写真が、A4サイズに拡大して展示されている。
また、同時期に活躍したキングレコード専属の作詞家東條寿三郎に注目。「上海帰りのリル」「雨降る街角」などの代表作が歌い継がれているが、大浦小と四倉、大野両中、旧大野一小の校歌のほか、地元の若者たちが盆踊りで復活させるなど、住民たちに親しまれている「四倉音頭」を作詞したことでも知られている。
観覧時間は四倉支店の営業時間内。ただし午前11時半から午後0時半までは、昼時間休業のため観覧できない。問い合わせは、小泉時計店=電話(32)2585=まで。