マルト×磐城農業で新商品開発 楢葉町産のサツマイモ使ってジャムなど
いわき市や茨城県でスーパーマーケットを展開するマルト(本社・勿来町、安島浩代表取締役社長)と、磐城農業高の生徒たちが連携して開発した商品として、20日から「楢葉町さつまいもと福島県りんごのジャム」(税込み324円)、「Cookie×Sweet Potato」(同216円)、「いもいもんぶらん」(同411円)、「コロンマカロン」(同411円/2個入り)の販売が始まった。
いずれもマルトが、双葉郡楢葉町で展開する「ふくしま復興『楢葉町・マルトさつまいもプロジェクト』」で収穫したサツマイモを使っており、農業高校ならではのアイデアを生かし、共に商品開発を進めてきた。
このうちジャムは、昨年行われた県内農業高校6校連携のプロジェクトで、好評を博した「紫芋とりんごのジャム」を改良した。
その他の3品については、パティスリーペールノエル(三和町)との共同で手がけた。スイートポテトはさっくりとした触感に仕上げ、いもいもんぶらんはスポンジ記事の優しい味わいに。マカロンは特製バタークリームと合わせている。
いずれも小名浜大原のマルトSC君ケ塚店、小名浜岡小名の岡小名店で、期間限定での取り扱いとなる。ジャムは無くなり次第終了。その他の3品は、3月5日までの週末のみとなっている。
初日の20日には、磐城農業高の生徒たち20人が、両店舗で販売実習に取り組んだ。参加した一人の片寄はなさん(2年)は「こうして実際に店頭に並んでうれしい。県産品をふんだんに使っており、地元の人たちにもぜひ、サツマイモとの組み合わせによるおいしさを知ってもらえれば」と笑顔を見せた。